一斗泉は天然に作られた石泉で、流量が少なく、水を一斗だけ入れることができることから名づけられた。一斗泉の建物の配置は非常に精巧で、低いところから高いところまで、山の勢いの起伏によって変化する。一斗泉の主な建物は洞真宮で、道教元始天尊の道場である。651年(永徽2年)、高宗李治は綿山護佑李唐王朝を感銘し、洞真宮の復活を詔した。洞真宮の高さは20メートル、面積は500平方メートル余りであり、宮中の彩色懸物は本物そっくりである。